気管支喘息
気管支喘息は、気管支が狭くなり、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」呼吸の苦しい状態を繰り返す病気で気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。この炎症のためにちょっとした刺激で気管支が腫れ痰が分泌されます。また気管支の周りの筋肉が収縮して気管支が狭くなり発作が起こります。そのため、炎症が治まり気管支の通りが元に戻らない限りいつまでも発作が起こります。 発作は治療によって数分〜数時間でおさまりますが、激しい発作が長く続くと非常に危険です。また長く炎症が続くと気管支自体が硬くなり治療が難しい「リモデリング」という状態になることもあるため注意が必要です。

検査・診断

何度も呼吸音がヒューヒューやゼーゼーしたり風邪をひいた後に咳が長引くのは気管支喘息の可能性が考えられます。その一方で、似た症状が出る気管支喘息以外の病気もあるため、問診(症状の経過や家族歴、生活環境など)や診察、検査(血液検査、呼吸機能検査、胸部X線検査、気道可逆性試験、気道過敏性試験など)を行い総合的に診断することが必要になります。
ただ、乳幼児は気管が大人よりも細く柔らかいため喘息以外でもこのような症状が起きやすく、低年齢では難しい検査もあるため、診断が難しいことがあります。そんな時は、まず喘息の治療を開始し発作が減るかどうか様子をみることが推奨されています。

呼吸機能検査

気道がどの位狭くなっているかを評価する検査で大きく息を吸い、一気に吐ききります。スパイロメトリーと呼ばれており、診断や重症度、治療効果などを評価することができます。
ピークフロー測定
スパイロメトリーという器具を用いて力いっぱい息をはく速度を測定する検査です。自宅でも簡単に測定することが出来るため、日々の状態の変化をみるのに役立ちます。
気道過敏性検査
薬物吸入負荷試験と、運動負荷試験とがあり発作が出やすくして呼吸機能検査を行います。どのくらい機能が低下するかを測定する検査です。
呼気一酸化窒素(NO)検査
喘息の状態や、治療の成果が出ているかを評価する検査で、吐く息の中に含まれる一酸化窒素(NO)の量を測定します。気管支の炎症が悪化すると一酸化炭素は上昇するためこの数値を測定します。
気管支喘息の治療
普段の治療(コントローラー/長期管理薬)と気管支喘息発作(リリーバー/発作治療薬)を分けて考える必要がありま
す。
次の3つを実践し、喘息を理解して長期管理することが必要です。
・喘息の悪化因子対策
・気道の炎症を抑える薬物療法
・発作を抑える体力づくり
体力作り
適度な運動やバランスの良い食事、そして十分な睡眠と規則正しい生活が重要です。悪化因子である激しい運動はすべきでないと思われますが、成長期の子供の場合、充分な治療や対策をして発作のでない程度に運動することが重要です。また、肥満も喘息の悪化因子であるため適切な生活習慣も大事になります

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