認知症とは

認知症とは脳の機能障害が原因で記憶力や判断力が低下して、一般的な社会生活が困難になってくる病気のことを言います。年齢による物忘れとは違い時間や自身での物事の判断が困難になり何かをされた、物を取られたなど妄想が始まるなど精神症状が伴う事もあります。

年齢が上がるにつれ発症率も上がり85歳以上になると4人に1人が認知症であると確認されています。認知症患者は年々増加傾向にあり原因の半数が(アルツハイマー病)で3割が(脳血管障害)とされているが、原因となると病気はいくつもありそのうち治療による症状の改善が見られるものは全体の1割程度しかありません。

 

症状

症状としては早期の場合は物忘れが多くなってくる程度の記憶障害のみでそこから症状が進行していくと直ぐに怒ったり、泣いたり、気分、気性の変化が激しくなり、新しい物事が覚えられなくなったり、よく道を間違ったりしてきます。

中等度になってくると、歯磨きや靴紐を結ぶなど複雑で難しい行為が出来なくなり読み書きも出来なくなってきます

次第に、現在の時間や場所は把握出来なくなり夜中に外を出歩いたりします。不安な気持ちになり人を叩いたり物を投げつけたり攻撃的になり、妄想上などの作り話しをし始めたりもします。

そして最終的には立ったり歩いたりすら出来なくなり、食べたり飲んだり食事もとれなくなり、自分が誰なのかが分からないほど記憶がなくなり家族の事も忘れてしまいます。

排便、排尿がコントロール出来なくなる為完全介護が必要となります。また、肺炎などの病気も起こしやすく診断から数年で亡くなる方が多いです。近年、医療研究が進みアルツハイマー病の薬が開発され早期の状態であれば一時期間症状の進行を抑える事ができたり改善されてきている症例もあります。

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