耳鳴りのメカニズムを知ってストレス軽減!

耳鳴り(耳鳴[じめい])とは、周囲の音ではなく、耳の中で発生している雑音です。耳鳴りは症状であり、特定の病気ではありません。非常によくみられ、程度の差はありますが、10~15%の人が経験します。

耳鳴りが続くと非常にストレスで、仕事や家事にも集中できませんよね。
この記事では、耳鳴りのメカニズムを解説し、改善方法を探っていきます。

 

 

症状

実際には音がないのにもかかわらず、「キーン」「ピー」「サー」といった高い音や「ゴー」「ジー」といった低い音が聞こえてしまう症状のことを指します。耳鳴りは大きな音を聞いた後や飛行機に乗ったときや水泳をした後などに、比較的多くの方が体験するものだといわれています。

 

 

原因

耳鳴りには「自覚的耳鳴り」(本人にしか分からない耳鳴りで、「ブーン」、「ジー」、「キーン」などの音があり、周囲が静かになる夜間に強くなることが多い)と「他覚的耳鳴り」(他人にも聞こえる耳鳴りで、鼓膜張筋やアブミ骨筋などの耳小骨筋や顎関節に起因するもの、「ザーザー」、「パカパカ」など血管の雑音が出ていることが多い)があります。

「自覚的耳鳴りでは難聴を伴うものと伴わないものがあり、伝音難聴で耳鳴りを伴うものは急性中耳炎、慢性中耳炎、あるいは耳硬化症である」といわれています。〈参考文献〉南山堂 医学大辞典 P.2038

また、始まったばかりの耳鳴り(急性耳鳴り)と数ヶ月以上続いている耳鳴り(慢性耳鳴り)では、対応が全く異なります。鳴り始めたばかりの耳鳴りは、できるだけ早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。鳴り始めて数週間以内であれば、完全に音が消える可能性もあります。耳鳴りは、何らかの障害によって現れた症状ですから、早期に診断をつけ、原因疾患の治療を考える必要があります。
耳鳴りの原因と考えられる病気には、以下のものがあります。

 

 

外耳・中耳の病気

耳垢、外耳の異物(虫など)、中耳炎など。

 

内耳の病気

老人性難聴、騒音性難聴、突発性難聴、メニエール病など。

 

 

治療

薬物治療

抗不安薬、ビタミンB剤、代謝賦活剤、漢方薬などの投与。

 

音響療法

耳鳴りを人工的な音で紛らわす方法です。マスカー(人工雑音機)、ラジオのノイズ、音楽、また聴力が低下されている方は補聴器を装用することにより、今まで聞こえなかった音が聞こえ耳鳴りが緩和されることがあります。また、最近の補聴器の中には、環境音や音楽、ノイズの機能のついた機種も発売されており、耳鳴り治療として期待されます。

 

心理療法(カウンセリング)

耳鳴りに対する理解を深め、原因をみつけ、不安を取り除き、上手につきあうことを目的とします。

 

自律訓練法

心身ともにリラックスする状態を作り出す方法。

 

 

まとめ

実際、現在のところ完全な治療法(耳鳴りをゼロにする)はありません。また、薬物療法のみで改善することは困難です。数ヶ月以上続いている耳鳴りの場合、「この音何とかならないものか」と日常生活上、苦痛やストレスを感じていることが大半です。しかしながら、数ヶ月以上続いている耳鳴りは、その音を完全に消し去ることは困難なことが多く、上手くつきあっていく必要があります。たとえば海岸の波音や室内のエアコンのようなひっそり音を出している存在に変えることができればよいのです。

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