柔道整復師の資格を取得する人が増加しているわけとは

どれぐらい増えている?

令和元年9月4日、厚生労働省から『平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』が発表されました。

この発表によると、平成30年末現在の就業している柔道整復師の数は73,017人で、前回調査(平成28年末)に比べ4,897人(7.2%)増加しています。

また、柔道整復施術所数は50,077か所で、前回比で2,053か所(4.3%)増加していることから分かるように、柔道整復師の数は年々増え続けています。

また施術所の数も、ここ10年間で約1万5000カ所増加しており、2018年には5万カ所を超えました。このまま増え続けると、約3年後にはコンビニの数と肩を並べるほどになります。

 

なぜこんなに増えたのか?

まず、柔道整復師は独立開業ができる資格であるということ、次に療養費の支給を受けることができるということです。

簡単にいうと、保険請求ができるため安価な料金で患者を受け入れることができ、患者側からみても保険が使えるというのは「医療機関」としての安心感があるため、そこまで努力しなくても経営の目処が立ちやすいからという理由があると考えられると思います。

しかし現在は、開業すれば勝手に患者が来るという時代ではなく、単に保険が使えるからという理由だけではやっていけません。

それでもこの「独立開業」という資格は大きく、一国一城の主になれるということと、上手くいけば分院展開をして売り上げをさらに増やしていけるという夢もあるわけです。なので独立志向が強く、医療系の仕事がしたいと考えている人は、難易度が比較的低い柔道整復師を目指すのだと考えられます。

 

今後の展開はどうなる?

柔道整復師の数は増えているものの、実は2012年以降から徐々に増加率も低くなってきているのです。また最近は、施術所の数が増えたため自分で独立するのではなく、就職希望者も増えてきているのが実状です。

今後は福利厚生がしっかりあり、給与もそれなりに高い大手整骨院グループなどに求人が集まる傾向にあり、個人規模の整骨院は雇いたくても雇えないという状況になることが考えられます。

独立開業したとしても、ノウハウがなければ上手くいく可能性は低いので、就職あるいはフランチャイズなど、のれん分けのような形が増えていくのではないでしょうか。

 

 

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