小児鍼

目次

小児鍼とは

小児鍼は刺さない鍼を使用します。体内に鍼を入れずに、皮膚を刺激し効果を期待する技法です。生後二週間後から小学生が主な対象です。また大人でも鍼に苦手意識がある人や、敏感で繊細な人も対象になります。

 

種類

様々な種類があるが、刺激の仕方で大まかに2つの分けられます。

①接触鍼 
集毛鍼、振子鍼、いちょう鍼

 

②圧迫鍼
車鍼(ローラー鍼)、いちょう鍼、ウサギ鍼
 

効果

成長過程で起こる自律神経の乱れに効果があります。体のバランスを整えるのに、とても適しています。疳の虫(小児神経症)・夜泣き・不機嫌・奇声・夜驚・食欲不振・風邪・扁桃炎・気管支喘息・仮性近視・眼精疲労・下痢・便秘・消化不良・・・など様々な症状に効果があります。疳の虫(かんのむし)では虫はりともいわれています。皮膚を刺激すると、感覚を受け取る受容器というところに伝わります。この時の受容器は遅順応型の機械受容器と言われています。そこからAαβ線維を通って中枢神経系に届くと推測されています。この性質により、様々な不調に効果が期待できるのです。

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